もう一つの早春賦～竹田で発見された新たな音の情景と次世代に残したい音楽の世界～

2011年に鈴木毅一の親族より竹田市に寄贈された瀧廉太郎関連の資料の中には「憾」の直筆譜の他にも、日本のクラシック音楽界の源流とも思われる貴重な資料の数々も眠っている。その中から大分県出身の作詞家・吉丸一昌が作詞した「早春賦」の譜面が発見されたが、その譜面は一般的に知られている中田章の作曲のものではなかった。
吉丸一昌作品の研究の第一人者・中西光雄氏を招き、その背景に迫ると共にその弟で日本を代表するシンガー・中西圭三氏の歌と同地のプロオーケストラ・RENTARO室内オーケストラ九州のメンバーによりその作品を披露の他、幅広い年代に親しまれるコンサートを作ると共に未来へとつなげていく。